中国におけるビジネスリスクと環境対策の最新動向 -Comply or Close

2018年7月31日

ERM日本セミナー「中国におけるビジネスリスクと環境対策の最新動向 -Comply or Close」を大阪および横浜にて開催いたしました。

日時:2018年 7月 25日 14:00-16:30
開催地:大阪

日時:2018年 7月 27日 14:00-16:30
開催地:横浜


 近年、中国政府は中国の経済発展に伴い急激に悪化した環境問題への対策として環境関連法令の整備を積極的に進め、次々に新たな環境規制を打ち出してきています。その過程において、従来の許認可重視から操業中のコンプライアンス重視への移行が明らかに見て取れます。2018年には各州や主要都市が「汚染重点監視企業リスト」を公表し、特定の条件に該当する企業に対し、より厳しい取締りを行うこととしました。この「監視企業リスト」に記載される企業は中国資本企業だけではなく外国資本企業や海外企業との合弁会社も含まれており、リストに記載された企業は環境保護当局による「法令順守、さもなければ閉鎖(Comply or Close)」という徹底した取締りを受けることになります。
 
 今後も中国政府による環境規制・取締りの更なる強化が予想されており、企業にとって環境対策が不十分であるということは今まで以上に大きな経営リスクになると考えられます。企業には、土壌・地下水汚染といった環境リスクを重大な経営リスクとしてとらえ、サプライチェーンを含めた企業全体として着実で、かつ戦略的なリスクマネジメントが求められています。
 
 本セミナーでは、ERM中国の上海オフィスよりパートナーであるAmy Wangを招き、中国法規制の最新動向をケーススタディと共にご紹介いたしました。また、このような動きが進む中、中国国内に拠点を持つ企業が事業移転、工場閉鎖、事業清算等で資産除去を行う際に重視すべき事項についてもERM日本のシニア・コンサルタントである黒坂真生より解説いたしました。

各セッションの概要は以下の通りとなります。

◆中国におけるビジネスリスクと環境規制の最新動向
「法令順守、さもなければ閉鎖(Comply or Close)」という徹底した取締りが行われている状況において、中国に製造拠点やサプライチェーンのある企業が持つビジネスリスクとその対応について解説。

◆Plant Relocation(工場移転)におけるビジネスリスクマネジメント
スマートな用地選定、土壌・地下水のベースライン調査など、中国国内での工場移転の際の対応戦略、サプライチェーン管理のための環境リスクアセスメントなど、ビジネスリスクマネジメントの観点から解説。 

◆資産除去の進め方と中国における環境債務の取り扱い
法規制の変化に合わせ資産の除去(施設の移転・閉鎖・廃止)を実行する場合の資産除去の進め方や注意すべき点について説明するとともに、中国における環境債務の取り扱いについて解説。


今後も継続してお役に立てる情報を発信してまいります。