M&Aデューディリジェンス(米国最新事情及びESGデューディリジェンスの範囲)

2019年10月25日

ERM日本セミナー「M&Aデューディリジェンス(米国最新事情及びESGデューディリジェンスの範囲)」を横浜にて開催いたしました。

日時:2019年10月24日(木)14:00-16:00
開催地:横浜
使用言語:日本語

M&Aや不動産取引の際におこなわれる環境デューディリジェンスのスタンダードとして25年以上にわたって使われているASTM標準(E1527:フェーズI調査作業標準)の改訂作業が進んでいます。最終改訂版は2020年に出される予定ですが、フェーズI調査の位置づけや調査方法については大きな変更はなく、一部の用語定義について整頓がおこなわれるようです。なお、改訂作業中に、新たな環境汚染物質として行政当局やあるいは裁判で取り上げられてきているPFAS(パーフルオロアルキル化合物)と1,4-ジオキサンについて、作業標準にどのように反映するかについて議論されており、その扱いは気になるところです。

ところで、ASTM E1527は本来、米国のスーパーファンド法における土壌汚染の責任を回避するためにおこなう調査の手順を示す準法規的文書であるため、土壌汚染の原因とは直接関係のない、環境法のコンプライアンス状況、アスベスト含有建材の使用、作業環境や安全衛生、周辺の絶滅危惧種や文化的資産、気候変動といった項目は実は評価対象外となっています。ASTMの立場からは、これらの項目はデューディリジェンスのプラスアルファということになるのですが、この1、2年のクライアントの業務への要望を聞くと、「サステイナビリティー」あるいは「ESG」という観点で捉えられるこれらの項目も、土壌汚染と同じように深く調査をおこなう必要があると判断されるケースが増えてきています。

本セミナーでは、(1)ASTM フェーズI調査作業標準の改訂、(2)新規の環境汚染化学物質、(3)ESGデューディリジェンス調査について、基礎情報とプロジェクトケースを交えて解説しました。

・ASTMフェーズI調査作業標準の改訂(スピーカー:坂野 且典 ERM日本 パートナー)
・デューデリジェンスにおける新規の環境汚染化学物質の扱い(スピーカー:西澤 建 ERM日本 コンサルタント)
・ESGデューデリジェンス調査(スピーカー:坂野 且典)

本セミナーの対象者
本セミナーは、経営企画部門の方、M&Aプロジェクトに関わる方、海外事業所のEHSマネジメントに携わる方、CSR部門の方、または、内容にご関心のある方等。